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国際問題を学びたくて、

私は神戸大学国際文化学部を選びました

今回は国際文化学部(現・国際人間科学部)4年生の岩崎明日香さんにお話を聞きました。

高校生の時、国際問題に関心を持ち、神戸大学の国際文化学部に入学した岩崎さん。国際問題に興味を持つようになった理由、自分の興味からどうやって大学を選んだのか、実際に国際文化学部に入学し、どんな大学生活を送っているのか、是非高校生のみなさんも参考にしてみてください!

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岩崎明日香さん

神戸大学国際文化学部4年生

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――学部・学科ではどんなことを勉強していますか?

 

 国際文化学部(現・国際人間科学部グローバル文化学科)で開発学を学んでいます。開発学というのは、アフリカや東南アジアなどの発展途上国をどうやって発展させるか、を考える学問で、そのために経済学や政治学など幅広い学問を勉強しています。

 

 国際文化学部では学生のおよそ半数が留学に行きます。私自身も、興味のある開発学を学ぶため、4年生の後期から開発学の本場であるイギリス・ロンドンのSOAS(東洋アフリカ研究学院)に留学していました。

 

※後身の国際人間科学部では留学が必須のため、全員が留学

 留学には大学に入った時から行きたくて、2年生の時にKUPES(クーペス)というEU圏の大学へ半年から1年間交換留学するプログラムに入りました。KUPESでは留学準備のために英語の授業が提供され、EU圏からの交換留学生と一緒に授業を受けていました。

 

 本来であれば3年の後期から留学に行くのですが、3年生の時は留学のために必要な英語の試験の点数が足りず、4年生の時にリベンジし、4年生の後期からSOASに留学しました。


 

※KUPES(クーペス):「神戸大学EUエキスパート人材養成プログラム」:現・国際人間、法、経済学部生を対象としたプログラムで、プログラム生はEU圏の大学へ半年から1年間の交換留学を行う)


 

 SOASでの勉強は本当に思い描いていた通りで、楽しかったです。留学して改めて感じたのは、自分の興味があること、好きなことを勉強するというのは本当に楽しくて、やっぱり大学では自分の学びたいことを学ぶべきだ、ということですね。

 

 それから神戸大学国際文化学部では3年生からゼミに入るんですが、私は国際関係学のゼミに入っています。このゼミは学部の中でも一番活発に活動しているゼミで、EUの政治について研究をしています。


 

――学業以外ではどんな大学生活を過ごしていますか?

 

 1年生の秋から「神戸大学ベルカン」という学生団体に入り、課外活動も楽しんでいます。この団体では、毎年7月に神戸大学六甲台キャンパスで行われる夏の学園祭「神戸大学七夕祭」を開催したり、神戸大学のオープンキャンパス学生企画を運営したりしています。

 

 私は七夕祭ではキャンドル飾りなどの装飾を担当するチームのチームリーダーを、オープンキャンパス学生企画ではプロジェクトリーダー(総責任者)を経験しました。学業と両立するのは大変ですが、とても良い経験だったと思います。

 

 それからサークルの他にも、1年生の時からずっと塾講師のアルバイトを続けています。


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――ここから岩崎さんの大学選択についてお聞きします。どうして神戸大学国際文化学部に入学しようと思いましたか?

 

 中学生の頃から英語が好きで、国際系に興味があったのでこの学部を選びました。高校では英語科に通っていて、担任の先生の影響で国際問題に興味を持つようになりましたね。同じ国立大学で偏差値も近いということで、大阪大学の外国語学部も考えていたんですが、「英語を学ぶ」というよりも、興味のある国際問題を「英語で学ぶ」方が自分には合っているなと思い、高校2年生の夏頃から神戸大学国際文化学部を志望していました。

 それに加えて、高校生の時は担任の先生の影響で教師になりたいと思っていて、それで、国際文化学部では教員免許も取ることが出来るので、その点も魅力的だなと思っていました。

 

 影響を受けた担任の先生は、ネイティブみたいに英語が得意で、アメリカで働いて実際に生活していた経験から国際問題について詳しかったんです。それで元から英語は好きだったんですが、なおさら英語に興味を持ち、国際問題についても関心を持つようになりましたね。私の場合は、自分の進路を考えるにあたってこの担任の先生を見て影響を受けたことが大きかったと思います。


 

――実際に大学に入学してみてどうでしたか?

 

 意外なギャップだったのは、国際文化学部に英語で開講される授業が少なかったことです。高校生の頃は、大学でどんな科目が教えられているのか、授業はどんな内容なのか知らなかったので、もっと「英語で学べる」と思っていました。そこは意外でした。

 

 逆に神戸大学で良かったな、と思ったのは周りの人たちのレベルが高くって、頭の回転が速い人たちが多いところですね。そこは、高校生の頃のイメージ通りでした。


 

――高校生の時に知っておきたかったことはありますか?

 

 高校生の頃から留学に行きたいとは思っていたんですが、実際海外の大学でどんな勉強しているの、とか一口に留学と言っても、語学留学で行くのか、学部の交換留学で行くのか、期間は短期なのか長期なのかによって全然違うものなんだ、ということは大学に入って知ったので、高校生の頃からもう少し詳しく調べていたら良かったな、と思います。

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――最後にこれから大学選択をする高校生にアドバイスをお願いします!

 

 大学に入ってから勉強を頑張れるモチベーションは、やっぱり勉強することに興味を持てるかどうかだと思うので、自分はどんなことが勉強したいかな、と考えて大学を選ぶと大学生活は本当に楽しくなります。受験勉強や部活もあって忙しいと思うけど、高校生のみんなにはそのことを意識して大学選択をして欲しいな、と思います!


 

――岩崎明日香さんありがとうございました!

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